仕事として考えるときに大切なこと

近年広がりを見せるeスポーツ業界。
eスポーツに関係する職種も多く、例えば競技を行うプロゲーマだけでなく、そのプロゲーマーをサポートするマネージャー、大会を運営するスタッフ、ゲームを開発するゲームプログラマーなど、さまざまです。
職種によって詳しい仕事内容は異なりますが、どの職種においても心に留めておかなければならないことがあります。

まず普通にゲームを楽しむ場合とeスポーツの大きな違いを知っておかなければなりません。
その違いとは、ただ楽しくゲームをするのではなくその駆け引きや高い技術の見せ方が必要になるということです。
一般的にゲームはユーザーに対して発信されていますが、ユーザー同士の戦いを見せることが目的となるので、その部分を上手に伝えることができるのかがポイントになります。

もちろん、ただゲームをする様子を配信するだけでもエンターテインメントとして成立することは少なくないですから、eスポーツとして行うのなら基本的には高い競技性が必要になり、それを観客に見せた上でうまく理解させていくことが必要です。
遊びの延長でありながら、厳密な競技としての側面を持つことになるので、楽しさを維持しながら仕事の厳格さは必要になってきます。

また、競技であることからそのルールやレギュレーションを共有する必要が出てくるので、そうした部分を大会以外の場面でも伝えていくことも仕事の一環となります。
一般的なプロスポーツ選手などを想像すると理解しやすいのではないでしょうか。
練習風景や様々な技術研究、ライバル関係なども実際の大会を楽しむときの重要なスパイスとなります。
つまり、ゲームとプレイヤーだけではなく、観客も巻き込んだ関係を作る仕事になります。